2012年に日本国内行われた体外受精の治療件数が約33万件で、出生人数は37,953人でいずれも過去最高。年間の全出生数に対する体外受精の割合は約27人に1人!で、10年前は焼く74年に1人だったらしい。
ちなみに最初の体外受精は1,983年の東北大で、それ以来通算341,750人だとか。
まあそもそもの出生人数が減っているので、この割合の増加は数字ほどではないのかもしれないですけど、27人に1人ってすごいね。クラスに1人は体外受精なんですね。
と言うわけで体外受精で生まれた子供の障害とかが気になるので、出生後の追跡調査をしているデータとかあるのか調べてみた。
スウェーデンで2009年に行われた大規模な追跡調査結果
体外受精で生まれた子どもの自閉症の発症率は自然妊娠で生まれた子どもに比べてそれほど変わらないが、知的障害の発症率はわずかに高くなることが、スウェーデンで実施された大規模な調査で明らかに。
この内容を見てみると、長々と説明があったのですがまとめると「体外受精で出産した子供は、知的障害という意味では普通の子供とほぼ同じ」とのこと。
これは嬉しいデータですね。わたしは普通の受精で出産をしましたが、それでも知的障害の子供が生まれるかもっていう不安感は常にありましたね。
そもそも体外受精ってどういうものなのか?
なんとなくイメージとしては精子と卵子を取り出して体外で受精、それを女性の子宮に戻して完了、みたいな感じだったけど、実際はどうなのか。
とりあえず最初のデータで約33万件の治療に対して子供が約3万8千人しか生まれていないということは、成功率は10%弱ですね。なんとも言えないけど、思ったより低い数値です。
調べてみると、体外受精の内容としてはやはり前述のイメージ通りみたいです。費用は30〜50万円程度らしい。
しかし、イメージと違っていたのは、結局医療で介入しているのは、精子と卵子が出会うところまで、ということのようで、妊娠のメカニズムである「受精自体は精子と卵子が自力で行い、子宮に着床するのももちろん自力」これは通常妊娠と変わらないということで、結果として通常と同じ生命力がある命が選別(と言っていいのか分からないけど)されているのは同じであるということ。
だから体外で受精したとしても、内容は通常と変わらないと思って良いのでは、というのが現在の結論ですね。
まあクラスに1人体外受精児が存在する世界なのであれば、今後も増えてくるし、これから色々分かってくるんだろうとは思います。これが良いことなのか、悪いことなのかは分からないけれど、実際にこれだけの人数の体外受精児が既にいるのであれば、とにかく普通と同じであって欲しいなとは思いますね。