「間違いの多かった日本語二択問題」と独壇場の正式な読み方

先月公表された文化庁の「国語に関する世論調査」(平成25年度)によると、日本語を間違った意味で解釈している人がものすごく多かったらしい。

というわけでその「間違いの多かった日本語二択問題」がこちら! さあ、みんなで解いてみよう! (※選択肢に表示してある%は実際に解答した人の割合です。)

 

問題1「まんじりともせず」

A:じっと動かないで 51.5%

B:眠らないで 28.7%

 

問題2「世間ずれ」

A:世の中の考えから外れている 55.2%

B:世間を渡ってずる賢くなっている 35.6%

 

問題3「やぶさかでない」

A:仕方なくする 43.7%

B:喜んでする 33.8%

 

問題4「他山の石」

A:他人の行った言行も自分の行いの参考となる 30.8%

B:他人の良い言行は自分の行いの手本となる 22.6%

 

問題5「煮詰まる」

A:結論が出る状態になること 51.8%

B:結論が出せない状態になること 40.0%

 

問題6「天地無用」

A:上下を逆にしてはいけない 55.5%

B:上下を気にしないでよい 29.2%

 

はい、以上です。

ちなみに私の解答は、AAB?BAでした。?の問題4は、この言葉知らない、、ってことで(涙)

 

それでは正解は、、

 

正解

BBBAAA

でした。

 

ぬおお! 2個しか合ってない!!

これは年代によって正解率変わってきそうですねえ。30代後半の人なら正解率50%くらいじゃないのかなあ。80%超えるのは50代以上ですよねきっと。

そうそう、そして本題ですが「独壇場」の正式な読み方とは、、

 

独壇場の読み方

これは「どくせんじょう」の読み誤りから「どくだんじょう」と読むようになってるらしいです。

つまり、本当は「どくせんじょう」って読むんだけど、国民のほとんどが「どくだんじょう」と読んでいるから、結果的に「どくだんじょう」って読むのが正解っぽくになってしまっている、ってことですかね。

たしかにキーボードで打っていても、どくだんじょうで変換できますよね。もちろん、どくせんじょうでもできるわけですが。

 

というわけで、今は意味として間違って認識しているはずの20代の人達が70歳を超える頃、つまり50年先には、今回問題になっていた言葉たちの意味が変わっている可能性があるってことですね。

まあその前に「まんじりともせず」とか、言葉としては聞いたことがあっても、使ってる人には出会ったこと無いですけどね、、意味が変わる前に言葉が消えてそうだなあ、、と、最近iPhoneの画面が大きくなったので無料の産経新聞アプリを読んでて思ったのでした。(完)