フレーバーストーンでジャガイモを荷崩れせずにカレーを作る方法

色々と迷った末に買ったテレビショッピングでお馴染みのくっつかないフライパン「フレーバーストーン」!!

この「くっつかない」という特徴を活かし、調理行程はほぼ同じままでジャガイモを荷崩れさせずにカレーを作る簡単な方法を編み出しました!というわけでその裏技をチェック!

フレーバーストーンでジャガイモを荷崩れせずにカレーを作る方法

  1. とりあえず普通に肉やジャガイモ、にんじん等を切り、フレーバーストーンのお鍋で炒めます。
  2. 水を入れて弱火で煮込んでいきますが、普通はここで15分~20分程度煮込むところを、10分程度にします。
  3. 火を止めて粗熱を取ったら、カレーのルウを割り入れます。
  4. 再び火をつけ、普通ならとろみがつくまで5分~10分程度煮込むところを、ここから長めに15分以上弱火で煮込んでいきます

作り方としては以上です。ルウを入れてからは焦げ付きやすくなるため、通常はあまり煮込まないですが、フレーバーストーンは別にくっつかないので弱火で煮込み続けても大丈夫です。

しかしなぜこの方法でジャガイモが荷崩れしないのか?

 

ジャガイモが荷崩れする2つの理由

  1. ジャガイモが荷崩れする理由としては大きく2つあり、一つは「長時間煮込むと他の食材などにぶつかって煮崩れてしてしまう」ということ。
  2. もう一つは、ジャガイモに含まれるペクチンが55℃くらいで硬化する作用があるが、沸騰したお湯から煮ていくと硬化しないために荷崩れしやすくなるというもの。

というわけで、この二つをクリアする方法がこちら。

 

ジャガイモの荷崩れを防ぐ2つの方法

  1. 長時間煮込むと他の食材にぶつかってしまうということは、強火で一気に調理してしまえば荷崩れしません。この理論で作ったプロの肉じゃがレシピがこちら⇒ これぞプロの技!絶品肉じゃがの作り方【この差って何ですか】
  2. 二つ目は55℃でジャガイモが硬化するというのであれば、まずは55℃付近でジャガイモを茹でてから調理すれば荷崩れしません。この理論で作った低温調理レシピがこちら⇒ 水島流低温加熱法!ホクホク肉じゃがのレシピ【ソレダメ】

以上のように方法としては強火と低温と、それぞれ真逆に見える手法ですが、それぞれに理屈があってなるほどですよね。そして今回は、この二つの理論を使っています。

 

フレーバーストーンで荷崩れさせない理論

まず水から弱火で煮込むことにより、55℃あたりをゆっくり通過させて荷崩れしにくくさせています。こだわるのであれば「55℃で一回止めてフタをして5分ほど待つ」という行程を入れれば完璧です。

そして「カレーのルウを入れてから弱火で長時間煮込む」というのが「ほかの食材とぶつかって煮崩れする」のを防いでいます。

なぜかというと、ルウを入れるととろみが出てきますが、そのとろみによって食材が固定され、食材同士がぶつかることが極端に減るからです。

つまりこれが「くっつきにくいフライパン」で荷崩れを防止するテクニックとなります。むしろこの方法だけで低温を通過させなくても荷崩れはほとんどしないと思います。

同じ理屈でシチューでも大丈夫だし、くっつきにくいフライパンであればどれでも大丈夫だと思います。是非お試しあれ!