7月17日(日)放送の「この差って何ですか?」では、皮ごと食べた方が良い野菜と、そうでない野菜の差について、医学博士の白澤先生がズバリ答えてくれました。
そして野菜の皮に含まれるすごい成分「ファイトケミカル」についても解説してくれ、それが多く含まれる野菜と、ファイトケミカルを摂取する「ベジブロス」の作り方もチェック!
【もくじ】
実は、全ての野菜は「皮ごと食べた方が良い」
野菜の皮には大事な栄養素「ファイトケミカル」が含まれています。
このファイトケミカルとは野菜に含まれる栄養素であるミネラル・ビタミン・食物繊維・炭水化物・脂肪・タンパク質に続く第7の栄養素と言われていて、今注目を集めているのだとか。
ファイトケミカルの効果効能
そんなスゴいファイトケミカルですが、次の3つの働きがあります。
- 抗酸化作用が強い:抗酸化作用が強く、アンチエイジング効果があります。
- 炎症を抑える:リュウマチなどの関節の炎症などを抑える抗炎症作用があります。
- ガン細胞の増殖を抑える:そしてなんと、ガンの予防にもなるということです。
皮ごと食べた方が良い野菜
皮ごと食べた方が良いオススメの野菜がなんと「枝豆」と「玉ねぎ」でした!いやぁ、どちらも皮はちょっと食べないですよね。
そういえば玉ねぎの皮を使ったお茶とかは聞いたことがありますけど、毎日飲むのもイヤですね。
とりあえず枝豆には「ヘタの部分」にファイトケミカルが多く含まれています。そして玉ねぎの茶色い皮にはなんと「最強のファイトケミカル」が含まれているんだとか、、
そうは言われても食べるのはツラいですが、先生オススメの食べ方を教えてくれました!
ベジブロスにして食べる
ベジブロスとは、野菜を煮だして作る「出汁」のこと。つまり枝豆の皮と玉ねぎを煮込んで出汁としてファイトケミカルを抽出してしまえばいいってことですね。
手っ取り早く使うには、カレーを煮込む時とかにこれを使えば味もごまかせそうだし、というかむしろ美味しくなりそうだしいいかも。
ベジブロスの作り方
- お鍋に水を入れます。
- そこに玉ねぎの皮、枝豆の皮を入れて30分茹でれば出来上がり!
- あとは麦茶入れる容器などに入れて冷蔵庫で保管して使います。
茹でる時に一緒に玉ねぎのヘタの部分やナスのヘタの部分、ニンジンの皮など、他の野菜の残り部分も入れて茹でてしまいましょう!
普段生ゴミに捨ててしまう部分にファイトケミカルは多く含まれていますよ。たくさん入れた方が味もアップしそうですしね。
ベジブロスの使い方
使い方は出汁として使うので、味噌汁がまあ普通ですね。他にも炊き込みご飯とかだし巻き卵、煮物など思いつきますが、味を確認しないとなんとも言えないですね。
現時点では味噌汁と、やっぱりカレーじゃないかなと思います。
皮ごと食べた方が良い果物
野菜だけでなく果物でのオススメは「ぶどう」と「リンゴ」でした!
リンゴの皮には「アップルポリフェノール」と呼ばれるという成分が含まれていて、動物実験ではなんと「動物の寿命が増える」んだとか!
摂取方法としては、そのまま皮ごと食べて大丈夫みたいですが、オススメは皮ごとミキサーにかけてジュースなどで摂取すること。この栄養素はミキサーにかけてもほとんど壊れることがないそうですよ。
ミキサーにかける時は、種ごとかけてしまうのがオススメです。
また、スイカやメロンの場合は、皮ごとミキサーにかけると美味しくないので、皮の内側の白い部分をミキサーにかけるのがいいみたいです。