考えるカラスの「10円玉2枚に1円玉を挟んで落とすとコインがひっくり返って落ちる」ということを調べていると、気になったのが「10円玉と1円玉で作る電池」があるということ。
いったいこのボルタ電池(通称11円電池)って一体何なんだ!?というわけで調べてみました!
ボルタ電池(11円電池)ってなに?
まず気になるのは、そもそもボルタ電池ってなんだ?ということ。どうやら200年ほど前、イタリアの物理学者のボルタって人が考えた電池らしい。そしてこれがマンガン電池やアルカリ電池の理論の元となった偉大な電池だったようです。
実際にはイタリアの通過は円ではなくリラなので、110リラ電池と呼ぶそうです。っていうのは嘘で、そもそもは銅版、亜鉛版、硫酸を使って作った電池だったそうです。
そしてそれを家にあるもので簡易的に再現してしまおう!ってのが今回ご紹介する11円電池!ってわけですね。それではまず用意する材料から。
ボルタ電池(11円電池)の材料
- 10円玉(3〜10枚程度)
- 1円玉(10円玉と同じ枚数)
- 食塩水(限界まで濃いものを50cc程度)
- 厚手のキッチンペーパー、またはコットン
材料は以上です。銅板の代わりが10円玉、亜鉛版の代わりが1円玉、硫酸の代わりが食塩水ってことみたいです。10円玉以外はいまいち代わりになっているのか疑問ですけど。
また上記の他に、発光ダイオードやLEDライト、電子メロディーなど、発電した時に確認できるものを用意しておきます。ちなみに電力としてはかなり非力なので、豆電球すら点灯しないみたいです。
ボルタ電池(11円電池)の作り方
- 10円玉の大きさにキッチンペーパーを切ります。
- そのキッチンペーパーを食塩水にどっぷりと浸します。
- 10円玉と1円玉の間にそのキッチンペーパーを挟みます。これが11円電池です。
- その11円電池を用意したコインの枚数分作ります。多い方が電力が増すと思います。
- 作った11円電池を素早く全て重ねます。この際に、11円電池同士の間にはキッチンペーパーは挟みません。10円・1円・10円・1円・・と交互になるように重ねます。
- これでボルタ電池の完成!あとは重ねたコインを電池だと思い、両端から導線などで繋いで発光ダイオードやLEDライトなどで発電しているか確かめてみましょう!
なぜ10円玉と1円玉と食塩水で発電するのか?
金属は水溶液中で電子を放出する性質があり、1円玉 の原料であるアルミニウムはその性質が大きく、食塩水に触れると陽イオンを放出します。
反対に10円玉 の原料の銅はこの性質が小さく、銅とアルミニウムの間の食塩水には、アルミニウムから銅にむかって陽イオンの移動がおこり、銅の表面 に陽イオンが集まって帯電します。つまり電池になるというわけ。
書きながらいまいち理解してないけど、自由研究にでも使ってみてくれ!
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