子供の学力が上がる親の褒め方&言ってはいけない言葉【林先生が驚く初耳学】

11月6日(日)放送の「林先生が驚く初耳学!」では、林先生が今最も会いたい教師の慶應義塾大学准教授の中室牧子先生が登場!

そして、めちゃくちゃ気になる「子供の勉強時間が長くなる父親・母親それぞれの関わり方」や「子供の学力が上がる親の褒め方」「悪い点を取った子供に言ってはいけない言葉」などなど大変貴重な内容に対して断言してくれましたよ。

子供は褒めたら良いのか叱った方が良いのか、褒めるにしてもどうやって褒めたら良いのかなどなど、分からないことだらけの教育の世界ですが、データに基づきズバリ断言してくれます。

勉強している娘に対して、父親が「○○ちゃん、勉強してるの〜?」と声を掛けるだけではダメ

ゲストの高橋英樹さんが、実際に娘の真麻さんに行っていた行動を再現したのがこの、かるく声をかけるこの行為。

あまり気に留めていない風をあえて演出しているのか、照れ隠しなのかこういう行動をとる男性は多いように思いますが、果たして正解なのか不正解なのかと言われれば、ズバリ不正解!!

声をかけただけでは子供の学力は上がりません。

というわけで45,000人のデータ研究に基づく「どう関われば良いのか」を断言したのがこちら!

母親の子供への勉強への関わり方

母親が子供の勉強をみる

まずは母親の4つの行動「勉強したか確認」「勉強を見ている」「時間を決めて守らせる」「勉強しなさいと言う」により、子供の勉強時間が一番長くなったのはどれかを見ていきます。

勉強時間が延びた関わり方ランキング母親編

  1. 時間を決めて守らせる。
  2. 勉強したか確認。
  3. 勉強を見ている。
  4. 勉強しなさいと言う。

最も効果的だったのは「時間を決めて守らせる」という行為でした。2番と3番は同じくらいで6〜7割程度の効果はあるようです。

そしてやはり最も効果が無かったのは「勉強しなさいと言う」でしたね。これは自分の体験上も納得できる感じです。気を付けねば!

それでは本題の、父親の子供への勉強への関わり方を見ていきます。

父親の子供への勉強への関わり方

父親が子供の勉強をみる

父親と母親とは役割がかなり違っていて、先程のランキング順位も大幅に変動します。

勉強時間が延びた関わり方ランキング父親編

  1. 勉強を見ている。
  2. 勉強したか確認。※男の子には効果がありますが、女の子に対しては最も効果が低くなります。
  3. 時間を決めて守らせる。
  4. 勉強しなさいと言う。

父親の場合は、なんと「子供の勉強を一緒に横について勉強を見る」というのが最も効果的だったのです。

そしてこの結果から次のことも分かります。

大人の男性は男の子を、女性は女の子の勉強をみるのが良い

さらに両方の結果から父親は男の子に対して影響が強く母親は女の子に対して影響が強くなるということも分かります。

男の子はお父さんの習慣や考え方を継承しやすく、女の子はお母さんの習慣や考え方を継承しやすいと言えるんだそうです。

これは知らなかったですね。というわけで父親だけではなく、祖父や学校、塾の先生など大人の男性は男の子に、女性は女の子をみるのがベストなんです。

最も学力が上がる正しい褒め方!魔法の一言とは

子供がテストで良い点数を取った時にかける一言に、正解・不正解が存在します。

まずは高橋英樹さんの回答「真麻天才!すごい!頭がいいね!」などと大絶賛するのは、残念ながら不正解!とにかくただ褒めまくるのはダメということですね。

それでは一体、子供がテストで100点を取ったときはどうやって褒めたら良いのか??

「頭がいいね」よりも「よく頑張ったね」が効果的

データ研究に基づく正解は「よく頑張ったね」でした!

なるほどですね。どちらも褒め言葉ですが、「頭がいいね」というのはその子の能力を褒めています。

一方「よく頑張ったね」はその子の努力を褒めています。

もともの能力を褒められると、点数が良かったのはもともとの自分の能力が高かったからだと考えてしまい、勉強への意欲、努力する意欲が下がってしまうのだそうです。

なので、子供を褒める時には「今日は1時間も勉強できたね」「今月は一度も遅刻しなかったね」というように、子供の努力を具体的に褒めるべきなのです。

そしてお次は、子供が悪い点を取ってきた時に、絶対に言ってはいけない言葉もあります!

悪い点を取った子供に言ってはいけない言葉

「女の子は数学が苦手だから、できなくてもしょうがないよ」など先入観的な言葉は絶対に言ってはだめです。

こう言われると先入観から発せられた言葉が刷り込まれ、子供の学力が下がるんだそうです。これは気を付けないといけないですね。