8月7日(水)放送の「林修のニッポンドリル」は、伊勢神宮&出雲大社のナゾのご利益大調査SP!正しい参拝の方法などを教えてくれましたよ。
というわけで神社のトップオブトップ!伊勢神宮の正しい参拝方法、その6つのポイントを早速チェック!
【もくじ】
①参拝前に「二見輿玉神社」に立ち寄る
まず最初に近鉄線の宇治山田駅から、伊勢神宮行きのバスに乗って伊勢神宮に向かいます。
しかし伊勢神宮の最寄りのバス停では降りずに、さらに20分ほどバスに乗って「夫婦岩東口バス停」で降り、歩いて二見輿玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)に立ち寄るのが、最初のポイントです。
この神社の隣にある二見浦は、古くから船で伊勢参りに来る人の玄関口となっていました。
そして、そのまま海でお清めをしてから伊勢神宮に向かうというしきたりがあり、禊ぎの聖地として有名になったんだそうですよ。
なので、まずは伊勢神宮へ行く前にこの二見興玉神社にお参りしましょう!
②外宮から参拝する
伊勢参りのご利益をより完全にするためには、まず外宮から参拝しないといけません。
ちなみに外宮に祀られているのは、天照大御神の食事のお世話をしている神様「豊受大御神(とようけのおおみかみ)」です。
そして天照大御神が「我が祭りに仕え奉る時は、先ず豊受の神の宮を祭り奉るべし」と指示したとされています。
というわけでまずは最初に外宮へと行きますが、ここでは「日々の感謝を伝える」のが習わしです。
そして大鳥居をくぐり、宇治橋を渡ります。
③参拝前に「五十鈴川」で清める
そして第二の鳥居をくぐってしばらく歩くと、手や口をお清めする「手水舎(てみずしゃ)」があります。
しかし、よりご利益を得るためにはこの手水舎ではなく、手水舎を通り過ぎた右手にある「五十鈴川(いすずがわ)」で清めましょう。
なぜこの五十鈴川で清めると良いのかというと、もともと手水舎が作られる前は「五十鈴川で清めてから参拝するのがしきたりだった」のです。
そしてここにある石畳は、德川綱吉の生母「桂昌院(けいしょういん)」が手を洗いやすくするようにと寄付したんだそうですよ。
④神様に用件を取りついでくれる瀧祭神へ
そして正宮へは、真っ直ぐに進むのがメインルートとなっていますが「ご利益をより完全にする参拝ルートは右」となっています。
右へと曲がった人通りの少ない林道を進むと「瀧祭神(たきまつりのかみ)」へと辿り着きます。
ここの神様は、天照大御神に要件を取り付いでくれる神様なのです。なのでここでは「天照大御神に、うまく取り次いで」とお願いをするのが良いそうです。
そしていよいよ正宮へ、、!
⑤「個人的な願い」を叶える荒祭宮
天照大御神をまつっている正宮へと行きますが、ここでは個人的なお願いはNGです。もともと伊勢神宮は、天皇陛下が神様に捧げ物を泰納して国民の平和を祈願する神聖な場所です。
なので正宮では「日々の平和を祈って感謝する」のが良いとされています。
それでは個人的なお願いはどこですればいいのか?
その場所は、正宮のすぐ近くにあります。
ここで参道を逆戻りし、T字路を右に曲がって2分ほど歩いたところにある「荒祭宮(あらまつりのみや)」へと向かいます。
この荒祭宮でも正宮と同じように天照大御神が祀られていて、ここでは個人的なお願いをしてもOKです。
⑥必見!「冬至の朝」に見られる絶景
天照大御神は、太陽の神。そして冬至は1年で最も昼が短い日です。
そして昔の人たちにとって大切な日でもあった冬至の太陽を最も美しく見せるため、宇治橋と大鳥居の位置を計算して設計されているんだそうです。
なので、冬至の朝には絶景の朝日が見られます。めちゃくちゃキレイでしたね!
このキレイな太陽を見るには「冬至の1ヶ月前後の朝8時頃」が狙い目だそうですよ。
⑦完全な参拝は、最後に「金剛證寺」へ
そしてこのまま帰ってしまう人がほとんどですが、これだけではご利益は半減!
最後の目的地は、伊勢神宮から約8.5kmほど離れたところにある「金剛證寺(こんごうしょうじ)」へと、タクシーで向かいます。
階段をのぼると入り口には2体の金剛力士像があり、さらに進むと8mの超巨大な卒塔婆(そとば)があります。
さらに先には1609年建立の重要文化財・摩尼殿(まにでん)があります。この中には極楽浄土をイメージしたという金づくしの世界があります。
10cm四方の金箔を9000枚ほども使用していて、祀られているご本尊「虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)」も黄金で出来ています。
以上、伊勢参りのご利益を最大限に得ることができる参拝方法でした!伊勢神宮への参拝は、必ずこの方法でいきたいですね。
さらに、伊勢神宮での作法であるお賽銭の方法なども勉強しておきましょう。
伊勢神宮参拝の作法&マナー
①お賽銭の方法
お賽銭を行う際は、お金がむき出しでは神様に失礼にあたるということで「ポチ袋」に入れてからお賽銭箱にお金を入れるようにします。
ということは訪れる前にあらかじめポチ袋に入れて用意しておいた方がいいということですね。
②参拝は2拝2拍手1拝
参拝をする際には2回お辞儀をし、それから両手で2回手を叩き、最後に1回お辞儀をするという「2拝2拍手1拝」で行います。
その際のお辞儀の角度は「90度」を心がけましょう。ちなみにどこの神社でもお辞儀の際は90度がセオリーということですよ。
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